もしも、あるいはそれ以外のこと

Unityを使ったゲーム作りや、ゲームについて考えたりしています。

VOICEROID実況をはじめてから。投稿者側になって考えたこと①

こちらのブログではお久しぶりです。
一年前から環境が変わり、ゲーム作りもそのままになってました……。
近ごろになって少し落ち着いてきたため、また新しいことをはじめてみてました。
 

◆動画投稿はじめました

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スマブラシリーズのサムネイル

 

 
というわけで動画投稿をはじめてみました。
現在では上記の2シリーズを1~2週間間隔で投稿を続けていて、現在では他の解説動画も含めて12本です。自分の中では割とハイペースに投稿を続けられました。
動画編集の経験はなかったのですが、演出系のことを考えるきっかけにしたいということで。
 
◆VOICEROID実況動画を選んだキッカケについて
 
選んだジャンルはゲーム実況、それにVOICEROIDを使った実況動画です。
 
ちなみに私、普通の実況動画と呼ばれるものをほとんど観ることがないです。その理由は生声を聴くのが苦手なところから来ています。
他人の怒声とか、不意に来る感情の露出がスゴく苦手なんですよね……。
 
そんなこともあり、長らく字幕プレイや、ゆっくり実況などを主に観ていました。が、ここ数年でVOICEROIDという音声読み上げソフトの実況を観る機会が増えてきました。
 
VOICEROIDは音声読み上げソフトですが、人の声をベースにしているため聞きやすかったんですね。
あと単純にかわいい女の子が話しているという雰囲気そのものだと安心できますね。
(いわゆる生声実況ですと、急に入る叫び声や怒声を聴くことがあって、ずっと身構える状態がストレスでした)
ということで、普通の実況よりも馴染みの存在ではありました。
 
また、世の中にゲーム実況動画が増えてきて、ひとつの市場として成り立っている点、配信者と呼ばれる人が多くなっている点、配信側の心理などゲーム実況のジャンル自体に興味がある点がいくつかありました。
ゲームを観る側が存在するということは以前なら考えられなかったですね……。私自身は自分のやったゲームしか観る気は起きない性格です。
ゲームが好きな人も年齢層が幅広くなり、受け取り方も発信する側も形態が変わってきてるのだろうな、と思っています。
 
実況という文化については、文化的にも心理的な面でも深く調べてみたいですね。
 
◆VOICEROIDの知名度とプラットフォームによる受け皿
 
ですが、そもそもVOICEROIDの知名度はいくらばかりのものなのか。よく勘違いしそうになりますが、自分の知っている世界を相手が知っているとは限らないです。
知人にVOICEROIDの存在を訊いたときは、
「なにそれ?」
「ニコニコ? YouTubeで観るから知らないなぁ」
と、ほとんど知らない場合が多かったです。
 
これらは動画配信サイトの傾向性によるものが大きいのか、VOICEROID関係の動画はニコニコが圧倒的に多かったです。
私が投稿した動画は、YouTubeとニコニコの双方に投稿を続けていたのですが、やはりニコニコ動画の方が反響があります。反応が10倍くらい違ってきました。
 
これらはコンテンツを受け入れる土壌があること、作り手と視聴者の距離感の違いによるものが関係しているように感じました。
 
例えば、ニコニコ動画では専用のタグが作られていたり、ゲーム実況を観ればほぼ必ずVOICEROID実況動画が上げられている身近な存在です。
専用の立ち絵や効果音、画像素材は有志の方が無料で公開しており、またその方々も視聴者のひとりです。
私はいつも、立ち絵をお借りしている方にご紹介頂いています……(ありがとうございます)。
このように、ニコニコでは相互的にコンテンツが作られている雰囲気がありました。
 
続いてYouTubeでは、まずVOICEROID実況を見かけることが滅多にありません。
また、ただ動画を視聴する側についてとっては、ニコニコのコメントは動画のノイズに映ってしまい、あえて観る必要もなく感じます。
実際、投稿した動画の再生数は30以下がほとんどです。プラットフォームによる客層の違いを数字で感じましたね。
 
ただし、YouTubeで上げられているものも例外があります。誰か影響力のある人によって知られることで再生数がぐんと伸びたことが一度ありました。
 

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この跳ね上がり方です。
反してニコニコでは投稿後は安定した再生数を推移します。こういうところからYouTubeのほうが潜在ユーザーは多いのだろうな、と思ったりします。
 
ただ、基本的には(VOICEROID実況に限って)ニコニコのほうが受け入れられやすい土壌ができている、という感じですね。
 
次回はVOICEROIDという「後付け」実況の特徴を踏まえて、キャラクター性や、投稿側の捉え方の面を書いていきます。